採択課題要旨
研究企画委員会
| 連番 | 000016 |
|---|---|
| 研究課題名 | データマイニング手法を用いた副作用発現リスクの定量的評価モデルの開発~ガンシクロビル誘発性血小板減少症発現割合の推定モデルの構築~ |
| 代表研究者 | 今井俊吾(北海道大学病院薬剤部) |
| 要旨 | データマイニング手法の一つである Decision tree model を用いて、ガンシクロビルによる血小板減少症発現割合を定量的に推定可能なモデルを構築する。構築されたモデルの内的および外的妥当性を評価することで、本手法の有用性について検討する。 |
| 設置期間 | 2018年4月1日~2019年3月31日 |
| 連番 | 000017 |
|---|---|
| 研究課題名 | 機械学習(AI)を用いた内服ステロイド薬の誤処方判定モデルの構築 |
| 代表研究者 | 佐藤 弘康(JA北海道厚生連 帯広厚生病院 薬剤部) |
| 要旨 | 内服ステロイドは承認用量に大きな幅が存在することから、現在多くの施設で実装されている単純な用量チェックでは規格のご選択や用量の誤入力の判定が困難である。また、ステロイドはハイリスク薬であり用量過誤が発生した場合には、有害事象や離脱症状等のリスクが増大する。本研究では、プレドニゾロン錠の処方過誤を判定するモデルを機械学習により構築し、その精度および臨床応用の可能性について検討する。 |
| 設置期間 | 2018年4月1日~2019年3月31日 |
| 連番 | 000018 |
|---|---|
| 研究課題名 | 医療ビッグデータを用いた生体リズムと薬剤性有害事象との関連性についての研究 |
| 代表研究者 | 野口 義紘(岐阜薬科大学 実践薬学大講座 病院薬学研究室) |
| 要旨 |
【目的】医薬品を適正に使用を目的としたビッグデータの時系列解析の手法を構築して、生体リズム(概年リズム/季節リズム)と薬剤性有害事象との関連性を明らかにする。 【計画】有害事象自発報告データベースの時系列データの変動要因(長期変動、季節変動ほか)を分解・解析し、薬剤性有害事象シグナルと有害事象の発現時期との関連性を解明する。 【期待される効果】1年周期で変動する生理的リズムに適応した医薬品の適正使用が可能となる。 |
| 設置期間 | 2018年4月1日~2019年3月31日 |
| 連番 | 000012 |
|---|---|
| 研究課題名 | 医薬品情報(DI)担当者の研究教育能力を高める研修プログラムの開発 |
| 代表研究者 | 橋本貴尚(仙台市医療センター仙台オープン病院 薬剤部) |
| 要旨 |
趣旨 研修プログラム開発を通してDI担当者の業務実践並びに研究教育能力を高め、各施設におい て主軸として活躍できるようにすることが目的である。開発に先立ちニーズを把握するためのアンケート調査を行う。 方法 複数年のスパンで考えているが、1年目の計画か以下に示す通りである。 (1) 宮城県病院薬剤師会会員施設(約100施設)を対象に別紙に示す内容のアンケート調査 票を送付する。 (2) (1)回収し、DI業務の現状とニーズを分析する。 (3) 分析結果並びに研究メンバーの知見を踏まえ研修プログラムを試作する。 (4) 研究協力者のパックアップ体制に基づき研修会を企画しプログラムを試行する。 (5) 1 年目の実践結果に基づき、次年度に行うアンケートの素案を試作する。 期待される効果 薬剤師のDI業務の現状と学びたいニーズに関するアンケート調査を行い、その分析結果に基づいて研修プログラムを開発する。課題研究期間を通して研究協カ者のパックアップ体制を徐々に拡充させ、様々な職域の薬剤師に知識・技術を提供できるよう規模の拡大を図っていく。その結果、(1) DI担当者の研究教育能力が高まり薬剤師業務の主軸となる、(2) 学会発表・論文執筆に意欲的になる薬剤師が増加する、(3) 施設問の情報共有が可能となる、(4)中・長期的に薬剤師全体のベースアップが図れる。 |
| 設置期間 | 平成 28 年 4 月 1 日~平成 29 年 3 月 31 日 |
| 連番 | 000013 |
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| 研究課題名 | アスピリンの抗血小板作用に及ぼす非ステロイド性抗炎症薬の影響に関する研究:レセプトデータを用いた後ろ向きコホート研究 |
| 代表研究者 | 真野 泰成 (東京理科大学薬学部) |
| 要旨 |
課題研究の趣旨: レセプト(診療報酬明細書)情報などの大規模医療情報データベースを利用し、心血管イベント発症をメインアウトカムとして、アスピリンの抗血小板作用に及ぼす非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の影響について検討する。 課題研究の背景(必要性): 心筋梗塞や脳梗塞などの予防目的で低用量アスピリンを服用している患者が、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を併用する場合、これらの相互作用に関する情報は重要である。アスピリンとオブプロフェンとの併用については、アスピリンの抗血小板作用が減弱することが知られており、双方の添付文書において注意喚起がされている。 我々は以前、アスピリンの抗血小板作用に対する影響を検討するために血液への in vitro 添加実験を行った。その結果、NSAIDs の種類によってアスピリンとの相互作用の程度が異なることが示唆された(医療薬学,36,382-391,2010)。さらにロキソプロフェンナトリウムとの相互作用について服用後の血小板凝集能を検討するため臨床実験を行った結果、アスピリンの抗血小板作用はロキソプロフェンナトリウムにより減弱することが示唆された。(医療薬学,37,69-77,2011)。 しかし、アスピリンの抗血小板作用に及ぼす NSAIDs の影響について、心血管イベント発症をアウトカムとした研究に関する報告は殆どないのが現状である。 課題研究の目的(期待される成果): 本研究の目的は、レセプト(診療報酬明細書)情報などの大規模医療情報データベースを利用した後ろ向きコホート研究を行い、心血管イベント発症をメインアウトカムとして、アスピリンの抗血小板作用に及ぼす NSAIDs の影響について検討することである。また、2次アウトカムとしては NSAIDs の薬剤別および併用期間における心血管イベント発症リスクについて層別解析を行う。 レセプト情報等のデータベースを利用したビッグデータ解析により、大規模な対象患者を対象としたコホート研究が可能となるのが本研究の特徴である。 本研究は、心筋梗塞や脳梗塞などの予防目的で低用量アスピリンを服用している患者に対する医薬品の適正使用に繋がり、抗血小板療法に関するエビデンスの1つになることが期待される。 |
| 設置期間 | 平成 29 年 4 月 1 日~平成 30 年 3 月 31 日 |