採択課題要旨
研究企画委員会
| 連番 | 000001 |
|---|---|
| 研究課題名 | 医薬品の安全性確保対策(PMS)に関する医師、薬剤師、MRの意識調査 |
| 代表研究者 | 小久保 光昭 |
| 要旨 |
目的 医薬品適正使用に不可欠な医薬品情報の収集・伝達に携わるMRと医師、薬剤師の製造販売後調査(PMS)に関するそれぞれの意識・認識および課題について調査・研究を行う。 計画 MR、医師、薬剤師に対するアンケート調査を実施する。 期待される効果 PMSを実施する主体となる医師、薬剤師、MRのPMSに対する認識と取り組む姿勢を明らかにすることにより、それぞれに内在する課題を浮き彫りにさせ、今後の施策に反映させる。 |
| 設置期間 | 平成24年4月1日~平成26年3月31日 |
| 連番 | 000014 |
|---|---|
| 研究課題名 | 医療用添付文書記載要領および薬物相互作用ガイドライン等の改訂をふまえた新しい添付文書情報に関する調査分析 |
| 代表研究者 | 猪川 和朗(広島大学大学院臨床薬物治療学) |
| 要旨 |
課題研究の趣旨: 「医療用医薬品添付文書記載要領」、「薬物相互作用」および「母集団薬物動態・薬力学解析」ガイドラインの改訂中に、代表的医薬品で必要十分な記載内容、不足データ等を具体的に示すことは、添付文書情報の適正充実化に資する。 課題研究の背景(必要性): 薬物相互作用に関する情報は「薬物相互作用の検討方法について」(平成13年)により示され、薬物の吸収、分布、CYP等の薬物代謝や排泄での薬物相互作用評価の原則、臨床試験実施タイミングとデザインが示されている。約15年が経過し、海外のガイドラインの動向やトランスポーター等の科学的知見の集積をふまえ、平成25年に改定案が提示された。平成26年7月には「医薬品開発と適正な情報提供のための薬物相互作用ガイドライン(最終案)」が公表された。また「医薬品の臨床薬物動態試験について」(平成13年)も改訂中で「母集団薬物動態・薬物学解析ガイドライン(案)」が意見募集された。 添付文書の情報は「医療用医薬品添付文書の記載要領について」、「医療用医薬品の使用上の注意記載要領について」(平成9年)、「医療用医薬品添付文書の記載要領について」(平成9年)で示されている。約20年が経過し医療環境が変化したため「医療用医薬品添付文書の記載要領改訂案に係る意見の募集」(平成28年6月)が示され、平成28年度通知、平成31年度施行が予定されている。しかし、これら全ての改訂が整合する添付文書情報の具体的内容は示されていない。 課題研究の目的(期待される成果): 改訂添付文書記載要領案では事項・内容が抜本的に大改訂されており、薬物相互作用や薬物動態の情報提供は多様で多岐にわたるため、特記項目(番号45、214-217、219、367など)を含めた網羅的かつ医療従事者等に有用で理解しやすい添付文書記載が求められる。そこで本課題研究では、主な薬効群と作用機序、開発時期等の観点から選定した代表的な医薬品を対象に、新旧のガイドラインおよび記載要領の比較、米国・欧州等の海外添付文書などの調査分析により、今般の各種ガイドラインおよび記載要領改訂をふまえた、規制上必要な記載内容、現行の記載内容から移行する際に不足しているデータ、さらに発展的に十分な事項・情報量を有する記載内容を明らかにし、具体的なモデルを作成して提案する。そして、審査報告書、医薬品リスク管理計画等も参考に、これらを充足するために追加で必要となる試験項目や実施方法などについても提案する。本課題研究の結果は、基本的な医薬品情報源たる新しい添付文書情報の適正充実化のモデルになるとともに、今後の医薬品開発の効率化、医薬品相互作用の防止等による適正使用の推進にも有益と考えられる。 |
| 設置期間 | 平成 29 年 4 月 1 日~平成 30 年 3 月 31 日 |
| 連番 | 000018 |
|---|---|
| 研究課題名 | 医療ビッグデータを用いた生体リズムと薬剤性有害事象との関連性についての研究 |
| 代表研究者 | 野口 義紘(岐阜薬科大学 実践薬学大講座 病院薬学研究室) |
| 要旨 |
【目的】医薬品を適正に使用を目的としたビッグデータの時系列解析の手法を構築して、生体リズム(概年リズム/季節リズム)と薬剤性有害事象との関連性を明らかにする。 【計画】有害事象自発報告データベースの時系列データの変動要因(長期変動、季節変動ほか)を分解・解析し、薬剤性有害事象シグナルと有害事象の発現時期との関連性を解明する。 【期待される効果】1年周期で変動する生理的リズムに適応した医薬品の適正使用が可能となる。 |
| 設置期間 | 2018年4月1日~2019年3月31日 |
| 連番 | 000006 |
|---|---|
| 研究課題名 | 一般用医薬品の添付文書における記載項目の変更が理解度に及ぼす影響およびアイ・トラッカーを用いた理解度に関する応用可能性の研究 |
| 代表研究者 | 丸山 順也 |
| 要旨 |
目的 添付文書上の用語や表現が生活者の理解度に影響する可能性が示唆された。 計画 一般用医薬品の添付文書上の用語や表現について、生活者の視点から理解しやすいかどうか調査および検討を行う。 さらに、眼球運動記録装置アイ・トラッカーを用いて対象者の視線(注視点)やその軌跡、停留時間を総合的に評価し、添付文書上の用語や表現方法と理解度との関連性を検討する。 期待される効果 添付文書の理解度をより客観的かつ定量的に評価することが可能となることが期待される。 |
| 設置期間 | 平成26年4月1日~平成28年3月31日 |
| 連番 | 000016 |
|---|---|
| 研究課題名 | データマイニング手法を用いた副作用発現リスクの定量的評価モデルの開発~ガンシクロビル誘発性血小板減少症発現割合の推定モデルの構築~ |
| 代表研究者 | 今井俊吾(北海道大学病院薬剤部) |
| 要旨 | データマイニング手法の一つである Decision tree model を用いて、ガンシクロビルによる血小板減少症発現割合を定量的に推定可能なモデルを構築する。構築されたモデルの内的および外的妥当性を評価することで、本手法の有用性について検討する。 |
| 設置期間 | 2018年4月1日~2019年3月31日 |
| 連番 | 000003 |
|---|---|
| 研究課題名 | コンコーダンスに活かす医薬品情報-リスクコミュニケーション 医薬品情報(適正使用情報)共有の実態調査 |
| 代表研究者 | 浅田 和広 |
| 要旨 | 緊急性(或いは話題性)の高い医薬品(医療機器)の適正使用情報について、医療現場での入手(入手時期、入手方法等)及びその利用状況を調査し、医薬品情報の流れを把握し、リスクコミュニケーションとしての医薬品情報のあり方を検証する。 |
| 設置期間 | 平成24年4月1日~平成26年3月31日 |
| 連番 | 000013 |
|---|---|
| 研究課題名 | アスピリンの抗血小板作用に及ぼす非ステロイド性抗炎症薬の影響に関する研究:レセプトデータを用いた後ろ向きコホート研究 |
| 代表研究者 | 真野 泰成 (東京理科大学薬学部) |
| 要旨 |
課題研究の趣旨: レセプト(診療報酬明細書)情報などの大規模医療情報データベースを利用し、心血管イベント発症をメインアウトカムとして、アスピリンの抗血小板作用に及ぼす非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の影響について検討する。 課題研究の背景(必要性): 心筋梗塞や脳梗塞などの予防目的で低用量アスピリンを服用している患者が、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を併用する場合、これらの相互作用に関する情報は重要である。アスピリンとオブプロフェンとの併用については、アスピリンの抗血小板作用が減弱することが知られており、双方の添付文書において注意喚起がされている。 我々は以前、アスピリンの抗血小板作用に対する影響を検討するために血液への in vitro 添加実験を行った。その結果、NSAIDs の種類によってアスピリンとの相互作用の程度が異なることが示唆された(医療薬学,36,382-391,2010)。さらにロキソプロフェンナトリウムとの相互作用について服用後の血小板凝集能を検討するため臨床実験を行った結果、アスピリンの抗血小板作用はロキソプロフェンナトリウムにより減弱することが示唆された。(医療薬学,37,69-77,2011)。 しかし、アスピリンの抗血小板作用に及ぼす NSAIDs の影響について、心血管イベント発症をアウトカムとした研究に関する報告は殆どないのが現状である。 課題研究の目的(期待される成果): 本研究の目的は、レセプト(診療報酬明細書)情報などの大規模医療情報データベースを利用した後ろ向きコホート研究を行い、心血管イベント発症をメインアウトカムとして、アスピリンの抗血小板作用に及ぼす NSAIDs の影響について検討することである。また、2次アウトカムとしては NSAIDs の薬剤別および併用期間における心血管イベント発症リスクについて層別解析を行う。 レセプト情報等のデータベースを利用したビッグデータ解析により、大規模な対象患者を対象としたコホート研究が可能となるのが本研究の特徴である。 本研究は、心筋梗塞や脳梗塞などの予防目的で低用量アスピリンを服用している患者に対する医薬品の適正使用に繋がり、抗血小板療法に関するエビデンスの1つになることが期待される。 |
| 設置期間 | 平成 29 年 4 月 1 日~平成 30 年 3 月 31 日 |
| 連番 | 000008 |
|---|---|
| 研究課題名 | FAERS を用いた自発報告データベースにおける周産期の有害事象報告の現状と分析 |
| 代表研究者 | 酒井 隆全 |
| 要旨 |
目的 妊娠中の医薬品副作用による胎児・新生児、母体に発生する有害事象の特徴を明らかにする。 計画 FDA が収集している副作用自発報告システム(AERS)から、妊娠中における有害事象の情報を抽出し、「母体の有害事象」と「胎児・新生児の有害事象」に振り分ける。その有害事象の特徴や患者背景との関連性を解析する。 期待される効果 妊娠中の薬剤使用による有害事象が明らかとなり医薬品適正使用につながる。 |
| 設置期間 | 平成26年4月1日~平成28年3月31日 |